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皿取錐をじっくりと

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N2002年に発売された皿取錐は

ビスの下穴あけ+皿取加工ができる製品です

 

下穴をあける理由

・ビス締めをした際の木割れ防止になる

・ビスの道筋をつくることができるのでダイレクトにビス打ちするよりも真っ直ぐにビス締めができる

 

皿取加工をする理由

・ビスの皿頭が皿取部分にきれいにおさまるので仕上がりが美しい

・ビスの皿頭のめり込みを防ぐことができる

 

 

通常であれば下穴錐で下穴をあけてから、皿取を行うというように2回加工が必要です

皿取錐があればその加工が一度の工程で可能です

そして皿取の加工も深さによって2パターンの加工方法があります

 

 

1)ビスの皿頭をきれいにおさめる

 

ビスの皿頭がおさまるように少し皿取加工をします

 

 

 

2)ビス頭を隠す

 

ビス頭を木栓で隠したい時は、埋め込み穴用に少し深めに皿取り加工を行います

右側が埋め込み用の穴あけをした状態

 

 

 

ビス締めをした結果

 

左:ビス頭がきれいにおさまった状態

右:木栓埋め込み穴があき、奥にビスが見える状態

 

 

皿取錐だけで加工した場合に気になる点

ビス頭をきれいにおさめたいのに上記写真の左と真ん中ではビスのおさまり方が違っています

これは皿取の深さが一定になっていないためです

そこで便利なのがドリルストッパーです

 

これを皿取錐にセットします

ドリルストッパーが材にあたったらOK

すぐに材から抜きましょう(正回転のままで抜けます)

ドリルストッパーが材にあたっているのに回転させ続けると、材にも跡が残りやすくなりますし、摩擦で溶けてしまうことがあります

 

一定深さの皿取加工を行うことでビス締めをした時に、どれも同じだけ皿頭が沈むので見た目もすっきり美しい仕上がりになります

 

 

 

 

 

 


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